片付かない原因は、広さに比べて圧倒的に物が多く、しかも不用品がかなり多いことです。快適な生活のためには不要品を捨てることが大事で、使いやすく収納したり、暮らしやすくしたりするのは、その後の問題です。

片付けようと思うエリアを決めたら、制限時間を決めましょう。要る物と要らない物は手にとって5秒で決めます。決められない物は未決ボックスに入れ、後で考えます。

未決ボックスの洋服を例に考えてみましょう。

迷うわけを自分に問いかけてみましょう。分からないときは、使用頻度・使用感・流行・入手経路や動機・所有目的・心残り度などのチェック項目で、5段階評価をして見ます。数値で表すと、思い入れ度が分かります。全体的に数値が高い物は、思い入れが深く大切なものですからとっておきます。全体に数値が小さい物は、それほど思い入れはなかったと言えるので、処分します。特定の項目だけ数値が高い場合は、独特のこだわりがある物で、決めかねます。

そんな服は、高かった(値段に見合うだけ役に立ったか)、痩せたら(いつまでに何キロ減量するのか、痩せなかったらどうするのか)、思い出があるから(一生保存しておきたい思い出か)、いつか役に立つ(そのときは来るか、そのとき似合うのか)、などを考え直し、保存の手間や費用も考えましょう。

それでも決められなかったら、捨てなくてはと思い込みすぎてストレスを感じるとか、大事な思い出の品物を泣く泣く捨てるというのは、本末転倒です。やっぱり捨てられないという気持ちは大切にしていい感情です。そんな服は、未決ボックスに入れて保管し、日付を書いて、定期的に見直し、そのときの気持ちで判断しましょう。

玄関は「住宅のかお」とも言われる場所です。家族が毎日出入りを行うことはもちろん、家に来たお客様が最初に足を踏み入れる場所でもあります。美しい玄関を保つためには、玄関収納が大きなポイントとなります。玄関の収納力が乏しいと、玄関部分に靴が散らかっていたり、屋外で使用した物がいつまでも玄関脇部分に置きっぱなしになってしまうのです。出入りがしにくくなるだけでなく、一気に生活感で溢れた空間になってしまいます。

そこでまず玄関の動線を二つに分けます。メインの玄関の横に家族用の玄関を設けます。家族用の玄関部分はシューズクロークとしても利用します。ただ靴や傘を収納するだけのスペースにするのではなく、屋外で使用する子ども達のおもちゃ、ゴルフバック、部活用品、アウトドア用品などまで収納することができれば玄関に物が溢れることもなくなります。棚に靴をきちんと整理できるだけでなく、アウトドア用品やおもちゃ、洗車用具などまで整理できるようにしておきましょう。

また、土間仕上げにしておくと三輪車やベビーカー、アウトドア用品なども汚れを気にすることなく収納することができます。屋外で使用した物や履いていた靴をきちんとしまうと同時に室内へスムーズに入ることができます。室内に入ると外出先で着ていた上着を整理できるクローゼットを設けておきます。上着やカバンを整理することができるスペースを設けておくことで、リビングの床やソファ部分に脱ぎっぱなしの上着や置きっぱなしのカバンが散らかることもなくなるのです。玄関の収納に力を入れ、住まいの第一印象をいいものにしましょう。

階段を上がった先の二階ホールはどのように活用させているでしょうか。今までは二階の部屋へ行き来をするただの通路としてしか考えられていませんでしたが、最近ではここを一つの空間として考えられるようになってきました。

先日訪れた友人宅の二階のホールは南側に面しており、雨天時や外出時にも便利な室内物干しスペースとして利用していました。使わない時は天井にスッキリと収められ、使用時は自分の手の届きやすい高さまで降ろすことができる室内干しは、とても重宝しているようです。

今時期は花粉の飛散も気になるだけに、利用しやすい室内干しがあると助かります。透過性の高い素材のアコーディオンカーテンで空間をセパレートできるようにもしており、明るさをしっかりと通しながらも目に触れると生活感を与えてしまう洗濯物をしっかりと隠しておくことができます。

我が家の二階ホールには、壁一面に広がる壁面収納を設けています。読書が趣味の我々夫婦は、本がたくさんあります。また、カメラも大好きでアルバムも多いため本やアルバムをここ一か所で整理できるミニライブラリ-のような空間が広がっています。床から天井いっぱいに広がる壁面収納にはこれらをしっかりと整理することができており、部分的には写真や雑貨を飾ってインテリア性にも配慮しています。休日にはここで本を読んだり、みんなでアルバムを開いて思い出話を楽しんだり、セカンドリビングのような空間としても利用しています。二階ホールをただの通路とするのではなく、一つの空間ととらえ上手に活用させたいものですね。

キッチンには調理器具やキッチン家電、食器に食材、レシピ本にお米など収納しておきたいものが多い場所です。そこでキッチンスペースいっぱいに広がるウォールキャビネットを設けて、キッチンで必要な物をここ一か所でまとめて整理して、キッチンで使い物を把握しやすく、出し入れしやすいようにしておくと家事の効率も高まります。

床から天井まで広がるウォールキャビネットはキッチンの収納力をアップさせることができます。冷蔵庫までスッキリと収められるようにしておくことで見た目もスッキリですし、冷蔵庫の上のデッドスペースも収納スペースとして利用できるのです。電子レンジや炊飯器、コーヒーメーカーに電気ケトルなどのキッチン家電は、扉を横に格納できる造りにします。そうすることで扉を開けたままの状態でこれらの家電を使用でき、とても便利なのです。

使わない時は扉でスッキリと隠すことができ、これらが目に触れないことで生活感を感じさせにくいのです。キャビネットを守る蒸気排出ユニットが炊飯器や電気ケトルなどから出る湯気をキャビネットの外へと排出してくれるので、家具の劣化の抑制に繋がるのです。また、スライドカウンターを引き出せば、ご飯をよそうときやコーヒーを入れる時など手元で作業する際にとても便利です。収納力を高めるだけでなく、キッチン家電を利用しやすくしておくことも忘れてはいけないのです。

スプーンや箸などのこまごました調理器具などはスッキリと分別して整頓しておきましょう。お皿やグラスも引き出し収納に使いやすく並べて収納しておけばお皿の出し入れもしやすいのです。引き出しは静かにゆっくり閉まるファインモーション機構付ならより収納への満足度も高まります。収納している物が全て扉で隠すことができながらも、物の出し入れやキッチン家電の利用のしやすさを確保したウォールキャビネットでキッチンの居心地を高めましょう。

お知らせピンナップボード
階段の手すりにはゴルフ練習ネットを結束バンドで留めたボードがあり、お知らせペーパーが留めてあります。子ども部屋やキッチンにも近い場所で、自然にチェックでき、忘れません。

キッチンはガッツリ、ザックリしまう
調理道具、調味料、瓶類は1段1カテゴリーでしまい、大きくてかさばる器具は深い引き出しの中にガッツリしまい、細かいお弁当グッズは浅い引き出しに入れます。細かく仕切らないほうが、忙しい共働き家庭には良いそうです。

食器
食器棚はなく、壁際のカウンター上のオープン棚と、下の戸棚や引き出しを食器収納にし、使う頻度を考えて種類別にしまい分けながら、積極的に見せてコミュニケーションの要にしています。

洗面所
洗面カウンターの上は、奥行きが狭い事を利用して、日常使うスキンケアやヘアケアを一列に並べ、カウンター下はオープンで、収納ケースを入れ、扉や仕切り、引き出しなど細かい仕様を省いて、使いやすくしています。

掃除用具の収納
汚れやすいリビングから最短距離で行ける場所にあると嬉しいのは、掃除用具の収納です。収納には掃除用具のほかに、季節の家電や未整理の書類も入れています。階段にも近く、他の階もついでに掃除する気持ちになります。

頼もしい集中収納
押入れと同じように、スノコを使って風通しを良くします。子どもが小さいうちは両親と同じ部屋で寝ることが多く、寝具の量も嵩みます。布団の収納には幅1メートルあると折れ曲がりません。引き出しケースで整理するには、あえて棚を設けないほうが使いやすいです。

我が家の子ども部屋には1ルーム2ドアを採用しました。子ども部屋は子どもの成長に合わせて柔軟に対応できるようにしました。幼少期は個室を必要とせず広々と遊べる空間が求められます。思い切りおもちゃを広げたり、走り回ったり、兄弟やお友達とゆったりと遊べる空間が求められます。そこで広々ワンルームの子ども部屋を用意しました。

しかし、中学・高校生頃になるとそれぞれの個室を求めるようになります。このワンルームは将来的には二つの個室として利用できるように、出入りするドア、窓、照明、コンセント、クローゼットは二部屋分あらかじめ環境を整えておきます。このようにしておくことで個室を必要としたとき大掛かりなリフォームをすることなく手軽に空間を区切ることができるのです。

空間を区切る際には壁で区切ってもいいのですが、可動間仕切りクローゼットを取り入れるとより「今」にぴったりの空間造りが行えるのです。幼少期は壁に沿わせて設置しておけば広々とした空間が確保でき、成長過程に合わせて空間を半分だけ区切ったり、完全に区切ったりできますし、子ども達が巣立っていった後も再びワンルームに戻して新たな活用法を取り入れることもできるのです。女性一人でも簡単に移動させることができますし、間仕切りの役目を果たしてくれながらも収納機能も兼ね備えているため、空間が物であふれることも防げます。

住宅の中で一番子ども部屋が変化が求められるのでしっかりと変化に対応できる子ども部屋を設けておき、子どもにとっても居心地のいい空間にしてあげたいものです。

家造りを行う大部分の人が収納に力を入れることと思います。しかし、この収納は室内収納ばかりです。室内収納も大事なのですが、室内には収納できない、屋外で使用する物も意外と多いだけに外部収納にも目を向けておきましょう。

特に冬の寒さが厳しい地域に住んでいる人は、雪かきスコップやスタッドレスタイヤなど保管場所の確保は必須です。またアウトドア用品や趣味道具などが多い人もしっかりとその収納場所まで計画しておくといいと思います。我が家は、まさに冬の寒さが厳しい地域に住んでいます。そこで階段下に生まれるデッドスペースを利用して外部収納を設けたのです。住宅内に生まれるデッドスペースを利用することで、住宅の外観がスッキリとまとまりが生まれるからです。

多くの家庭で、後から外部収納に気づき庭やカーポートに物置を設置します。そうすることでスペースを占領するだけでなく、一気に生活感が表れてしまいます。せっかく素敵でオシャレな住宅が完成しても物置の存在で台無しにしてしまうことを避けたのです。屋外で使用する物を収納するので外から物の出し入れができるように扉を設けました。

そして、車に荷物を搬入したり搬出したりするので外部収納とカーポートの動線にも配慮しました。この外部収納は外から物の出し入れができるだけでなく、室内からも出入りができるようにしました。そのようにしたことで室内で使用する日用品や掃除機などもここに収納できています。収納への満足度を高めるには外部収納にまで目を向けておくといいのではないでしょうか。

最近では壁や間仕切りなど視線を遮ってしまうものをできるだけ設けず、一体感のあるLDKが設けられるスタイルが人気です。空間の繋がりを大事にすることでより広さや開放感を感じることができますし、家族が顔を合わせてコミュニケーションを深めることができるのです。

しかし、1つ気をつけたいのが空間のメリハリです。全く壁を無くしてしまうと空間が間延びしてメリハリが損なわれてしまいます。そこで、空間の繋がりをしっかりと保ちながら空間のメリハリを出すことが大切なのです。空間のメリハリが生まれることで生活のメリハリもしっかりと生まれるのです。

そこで家族団らんの場となるリビングをダウンフロアにしてローリビングにします。ダウンフロアにすることで天井が高くなり広さや開放感をより実感できます。そして適度なこもり感が演出でき、居心地の良さを高めることができるのです。この段差を活かして腰掛として利用させることができますし、床に座り込めばこの段差を背もたれとして利用させることもできるのです。

また一体感のあるLDKに隣接する形で和室が設けられることが多いです。独立型の和室よりもリビング延長型の和室が人気の傾向にあります。この和室には高さを設けて小上がりにします。フローリングのLDKと畳の和室が隣接するのですが、異素材が隣接しても床に高低差があることで違和感を感じません。この高さを活かして一部分を掘り込み、冬は掘りコタツを設けることもできますし、カウンターを造り付け、カウンター下を掘り込み、足をゆったりと伸ばしてカウンターを利用できるスタイルにすることができます。

住宅にもバリアフリー化が求められていますが、このように高低差を設けて空間を演出させるのもいいのではないでしょうか。

住宅を購入しようと考えている人の中には、建売住宅にしようか注文住宅にしようか迷う人も多いと思います。建売住宅にも注文住宅にもメリット・デメリットあるだけにどちらが自分達に合っているかを見極めてみるといいと思います。建売住宅について考えてみたいと思います。

建売住宅を購入した人が口を揃えて言うことが、価格が安いということです。建売住宅は、規格化された住宅が多く、建築コストを抑えることができます。土地においても開発地などが多く、そのため土地の代金の安く設定されているのです。注文住宅の場合、土地の仲介手数料など余計な費用がかかるため、建売住宅に比べ2~3割のコストアップになるのです。

建売住宅は土地を探す手間がかからないというのも大きな魅力です。家を建てたいけど、いい土地が見つからずなかなか家造りが進められないという人も意外と多いです。それだけに土地を探す手間がかからないというのは嬉しいものです。そして、実際の間取りがそのまま確認できるため暮らしをよりリアルにイメージすることができます。設備やデザインなども把握できますし、日当たり状況や外からの騒音、近隣住民の雰囲気なども感じとることができるでしょう。住宅購入の大きな判断基準となるのです。

デメリットは、大人2人と子ども2人の4人家族を想定して造られた間取りが多いです。希望の間取りが見つかればいいのですが、見つからないことも多いのです。建売住宅は自由度がないだけに、希望に近い住まいであれば魅力も多いのですが、希望に沿わなければなかなか購入には至らないでしょう。また、完成していることが多いため建築途中を見ることができません。建材や断熱材などどのようなものを使用しているかを把握できないため不安に感じる人も多いのです。建売住宅と注文住宅、適している住宅を見極め夢のマイホームを手に入れましょう。

最近では、リビング内に階段を設けるリビングイン階段が人気です。リビング内にストレート階段を設けている友人宅があります。階段下というと掃除機や日用品を収納する収納庫が設けられることが多かったですが、その友人宅のストレート階段の下には、友人の居場所となるママスペースが設けられていました。

カウンターを造り付けられている部分は、アーチ状の垂れ壁が設けられており、階段下に個室が設けられているような感覚が得られるのです。リビングで過ごす家族の気配を身近に感じながらも、パソコンを使用したり、家計簿をつけたり、子ども達のスケジュールを管理したり、時にはミシンをしたり、裁縫するスペースとして利用しているようです。

アーチ状の垂れ壁が視線を抜けさせつつも間仕切りの役目を果たしてくれるためより居心地のいい空間が広がり、空間のメリハリも生まれているのです。造り付けたカウンターの左側には階段下のデッドスペースを利用して収納スペースが設けられています。リビングからはこの階段下の収納スペースが目に入らないので、目に触れられたくない日用品まで収納できるのです。もちろん、裁縫道具やミシン、パソコン関連用品など使用するものもきちんと整理することができていました。

カウンターを造り付けている正面の壁はマグネット壁紙が使用されており、プリントを掲示できますし、家族写真を飾ったりしてプライベートな空間が広がっていました。階段下の活用法は近年多様化しています。階段の種類や階段の設置場所でそれぞれ適した階段下の活用法があるだけに、無駄なスペースを生むことなく上手に活用したいものです。