Archive for 6月, 2010

この間、火事になったお家の離れが新築住宅として生まれ変わろうとしています。

あの火事のあと、早々に燃え落ちた離れを撤去して、焦げてしまった母屋の改修工事が行われたりしていましたが、ここに来て「KK様邸新築工事」って看板を目にしました。

へえ~。新築するんだ。

と興味深く前を歩いているとそのお家の奥さんらしき人が家の前に立っていました。

目が合ったのでこんにちは、と声をかけると、あちらもこんにちはと挨拶を返してくれてベビーカーで眠るあきちゃんに「かわいいね」と声をかけてくれました。

「お家、建てるんですね」と私が言うと

「そうなんですよ。この間、火事を出してしまいましてね。

焼けてしまったのは倉庫だったんですが、母屋も傷んできたので新築の注文住宅を建てて、生活をそちらへ移そうかと。

母屋は古い木造家屋だけれど建った時代がいいのか、材料がよかったのか、案外しっかりしているんですよ。

それに火事に遭っても燃えなかったと思うとやっぱりこのまま守るべきだと思ったんです。

古い家を守るのも大変なんですけれどね。

新しければいいというものではないんだと改めて感じています」

想いのこもったお話でした。

「お怪我をされた方がいないと聞きました。不幸中の幸いでしたね」と私が言うと

「お恥ずかしい限りですがその通りです。ありがとうございます。」

と今にも泣きそうな顔をして奥さんが言いました。

「私も家を建てたいと考えているのでまた見に来て良いですか?」と聞いたら

「いつでもどうぞ」と答えてくれました。

家造りの先輩が近くにできて、嬉しいなあ、と思いました。

工務店の集客チラシやホームページも見ますが、やっぱり聞く人がいるのもいいですよね。