最近では壁や間仕切りなど視線を遮ってしまうものをできるだけ設けず、一体感のあるLDKが設けられるスタイルが人気です。空間の繋がりを大事にすることでより広さや開放感を感じることができますし、家族が顔を合わせてコミュニケーションを深めることができるのです。

しかし、1つ気をつけたいのが空間のメリハリです。全く壁を無くしてしまうと空間が間延びしてメリハリが損なわれてしまいます。そこで、空間の繋がりをしっかりと保ちながら空間のメリハリを出すことが大切なのです。空間のメリハリが生まれることで生活のメリハリもしっかりと生まれるのです。

そこで家族団らんの場となるリビングをダウンフロアにしてローリビングにします。ダウンフロアにすることで天井が高くなり広さや開放感をより実感できます。そして適度なこもり感が演出でき、居心地の良さを高めることができるのです。この段差を活かして腰掛として利用させることができますし、床に座り込めばこの段差を背もたれとして利用させることもできるのです。

また一体感のあるLDKに隣接する形で和室が設けられることが多いです。独立型の和室よりもリビング延長型の和室が人気の傾向にあります。この和室には高さを設けて小上がりにします。フローリングのLDKと畳の和室が隣接するのですが、異素材が隣接しても床に高低差があることで違和感を感じません。この高さを活かして一部分を掘り込み、冬は掘りコタツを設けることもできますし、カウンターを造り付け、カウンター下を掘り込み、足をゆったりと伸ばしてカウンターを利用できるスタイルにすることができます。

住宅にもバリアフリー化が求められていますが、このように高低差を設けて空間を演出させるのもいいのではないでしょうか。

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