Posts Tagged ‘自然素材’

マイホーム購入は人生最大の買い物です。しかしこの大きな買い物の結果、ハウスシック症候群を引き起してしまう人もいます。住宅の高気密・高断熱化が進み、化学物質を含有した建材を用いられることも多くなってきました。その結果、室内空気が化学物質などに汚染され、そこで暮らす人の健康に悪影響を与えてしまうのです。

ハウスシック症候群の症状は様々です。咳や鼻水、目のかゆみや耳鳴り、頭痛に肌荒れなど多岐にわたり症状が発症するのです。せっかく購入したマイホームがこのような症状を引き起こしてしまうような家では意味がありません。家族が健康で暮らせる家にするには住宅で使用する建材に注目した家造りをすることは大事なことなのです。

そこで我が家は地元の杉を使用した無垢材の床にしました。無垢材の床は美しい木目を眺めているだけで癒されます。また床は直接肌が触れる部分でもあるので触感がいいものがいいのです。合板のフローリングだと夏はベタッと張り付いたような肌触りで、冬は冷たくて裸足で歩くことができません。
しかし無垢材の床であれば夏はサラサラとした肌触りで、冬でもヒヤッと冷たい感触がなくほんのりと温かみを感じられるほどです。一年を通して裸足で暮らしたくなる家になるのです。

無垢材の床と合わせてクロスではなく、漆喰壁にしました。漆喰は調湿効果が期待できます。室内の環境に合わせて水分を吸収したり、放出してくれます。室内を快適な空間に導いてくれるのです。また人体に悪影響を与えると言われているホルムアルデヒドを吸着する効果もあるだけに、そこで暮らす人の健康をしっかりと維持できるのです。素材にこだわり家族の健康を第一に考える住まいにしたいものです。

私の友人は御主人ともども音楽好きで、リビングにはとっておきのオーディオ機器とスピーカーを置くことを考えていました。そこから始まった住まい探しだったそうです。

口コミで、クオリティの高いマンションを何棟も見て回りましたが、やはりここぞという環境ではありませんでした。スピーカーはアメリカから取り寄せたアンティークのもので、もう60年以上前につくられたものです。スピーカー1つの重量が30kg以上もあるものですから、まず、床が丈夫でなくてはいけません。薄い合板のフローリングでは、重量のあるスピーカーだけでなく、アンプやプレーヤーを安心しておくことができませんし、共振することがあります。

リスニングルームに求められる環境は、居心地の良さと共振のない、適度な響きがあること、そして、遮音がなされていることです。共振しないということになると、やはり、丈夫な床や壁が求められますが、コンクリートの打ち放しというのであれば、くつろぐことができません。音楽はくつろぎのツールです。やはり、自分でリスニングルーム目的のリビングであることを話して、戸建て住宅を設計・施工してもらうしかありません。

そこで、御主人との付き合いの長いオーディオ販売店の店長さんの紹介で、この店や自身のリスニングルームを手掛けた工務店さんに頼むことにしました。もちろん、完璧なものを創り上げるとなると、費用もかかりますから、投資できる範囲で、できるだけクォリティの高いものにしてもらうように依頼しました。

結局、さんざん悩んだ挙句、ミャンマー産のチークの無垢のフローリングで仕上げました。壁は、漆喰で、自然素材なので、音も優しく反響するそうです。御主人は、自分なりのチューニングに余念がなく、リビングは家族のくつろぎの舞台になっているそうです。